THE SERENITY PRAYER
January 19, 2009 23:28
God, give us
grace to accept with serenity the things that cannot be changed,
courage to change the things that should be changed,
and the wisdom to distinguish the one from the other.
ラインホルド・ニーバー (Reinhold Niebuhr) という牧師の祈りの言葉で、第二次大戦中の米軍兵士の間に広まったことから有名になり、今は薬物依存症のカウンセリングなどにもよく用いられているそうです。
変えることのできないものを冷静に受けいれるための恩恵と
変えることのできるものを変えるための勇気と
変えることのできないものと変えることのできるものとを見分けるための知識を与えたまえ―
一説によると、あのオバマ大統領がラインホルド・ニーバーを尊敬する人物に挙げているそうです。オバマさんはYes we can. と Change がスローガンだそうなので、もしかすると就任演説でこの言葉を引用したりするかもしれないですね。
でも、「変えていきましょう!」と言いながら「変えられないもの」を受けとめましょう・・・とは本当に冷静でなければ言えないことでもあるので、今のムードの中にいる彼にとってはマイナスになりそうですから、引用しないかもしれません・・・。
この言葉の受け止め方はいろいろあると思います。私が初めて聞いたときは、言葉の強さというか圧倒的な感じにすこし戸惑ったのですが、変えることよりも(変えられないものを)受け入れるという点は肯定的に受け取りました。
「虚構」は「現実」である 第2回 あらゆる関係はS-Mである01
否定的な見方の中でも、上の記事で言われてるような違和感については、わりと理解できます。でも、この祈りの中のChangeは、誰かを動かすための言葉のようには捉えられないんじゃないかなという気がします。
(02.07.2009)
SALT(ソルト):オバマ就任式での祈り、全文と訳 - livedoor Blog(ブログ)(SALT)
Give to our new president, Barack Obama, the wisdom to lead us with humility,the courage to lead us with integrity, the compassion to lead us with generosity. Bless and protect him, his family, Vice President Biden, the Cabinet and every one of our freely elected leaders.
オバマ新大統領に、私たちを導く知恵と謙虚さを与えてください。
そして勇気と威厳を、憐れみと寛大さを与えてください。
彼を祝福し、守ってください。
彼の家族を、副大統領のBidenを、内閣とすべてのリーダーたちを守ってください。
オバマさんの演説の前にリック・ウォレン牧師が祈りを捧げましたが、その祈りの全文(日本の新聞には載ってないみたいです)を訳された方の記事がありました。上の引用部分はニーバーの文脈が垣間見られるような気がします(祈りにwisdomとかcourageとかserenity,humilityなんかをセットで神様に注文してる例は結構よくありそうですが)。
compassionは"God give us compassion"とか"God's compassion give us ~"でなく「(オバマさんに)我々を導くためのcompassionを与えて」って感じなので、オバマさんの側のcompassion(思いやり・共感力?みたいな・・・)としても考えられるのかどうかがちょっと気になります。
